2015年09月13日

民事裁判は終了するまでに何回程度開かれるのか?

1 期日が開かれる回数
  
以前、民事第一審訴訟の平均審理期間は、8〜9ヶ月であるというお話を致しました。

今回は、平均期日回数と平均期日間隔について紹介致します。

まず、「期日」の意味ですが、簡単に言うと、裁判が行われる日のことです。
訴状を陳述したり、証拠を提出したり、証人尋問を行なったり、判決が下されたりする日のことです。

ちなみに、訴状その他の書面を陳述する方法ですが、書面を法廷で読み上げることはなく、実際には書面を事前に送っておき、裁判官から「訴状の通り陳述しますね?」と聞かれて、「はい。陳述致します」と答えるだけです。
(刑事事件の場合は、事前に提出せず、法廷で実際に読み上げます。)

 
話を戻しますが、裁判の迅速化に係る検証に関する報告書によれば、民事第一審訴訟(過払い金訴訟を除く)の平均期日回数の推移は、以下のとおりです。
※判決期日や和解期日は除かれています。

  平成20年・・・4.5回
  平成21年・・・4.5回
  平成22年・・・4.5回
  平成23年・・・4.7回
  平成24年・・・4.9回

大体、4〜5回程度行われていることが分かります。


2 平均期日間隔
  
次に、平均期日間隔ですが、平成17年〜平成24年まで、1.8ヶ月もしくは1.9ヶ月で推移しています。

ただ、報告書にも記載があるとおり、この数字は、平均期日回数から和解期日や判決期日を除いて算出した数字であるため、実際には、大体1〜1ヶ月半の間隔で期日が開かれていると思います。


以上の通り、審理期間で見れば、民事第一審訴訟は、8〜9ヶ月ほどかかるわけですが、実際に裁判が開かれるのは、1ヶ月半に1回ずつ、合計4〜5回程度ということが分かります。

なお、弁護士を依頼した場合、出廷の必要があるのは、基本的には、尋問のとき1回だけですし、また、後日詳しくご紹介致しますが、尋問を実施しない案件の方が多いため、訴訟を提起しても、当事者が裁判所に出廷することはほとんどないというのが実情です。

もちろん、事件類型別にバラツキがありますので、この数字は、あくまで事件全体の平均的なものです。


今回は、民事第一審訴訟の期日回数やその間隔についてご紹介致しました。



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posted by bunya-shirato at 21:19| 裁判の話