2015年08月09日

被告と被告人の違い

テレビのニュースなどでは、刑事裁判で起訴された人のことを「被告」と呼んでいることが多いですが、法律用語としては正確ではありません。
 
正確には、「被告人」と言います。

一方、民事裁判で訴えられた人は、「被告」と言います。

そして、刑事裁判の当事者は、起訴した「検察官」と起訴された「被告人」であり、被告人が有罪か否か、有罪だとしてどの程度の刑罰を課すべきなのかが審理の対象になります。

それに対し、民事裁判の当事者は、訴訟を提起した「原告」と訴訟を提起された「被告」であり、原告と被告間における権利義務の存否やその具体的な内容などが審理対象になります。


 ニュースでは、「被告人」のことを「被告」と呼ぶせいか、民事裁判の「被告」になったことを、刑事裁判で起訴されたのと同じような印象を持ってしまう方もいるようです。
 
 しかし、上に述べたとおり、「被告」とは、民事裁判の一方の当事者に過ぎず、刑事裁判の当事者とは全く異なります。
 
 
今日は、被告と被告人の違いについて説明しましたが、誤って使われている法律用語や日常用語と異なる意味で使われている法律用語は、他にもいろいろとありますので、今後も紹介していきたいと思います。



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posted by bunya-shirato at 19:54| 法律用語