2015年03月15日

いつ相続するのか?遺産分割で財産を取得した時に相続するわけではない

 相続の時期は、被相続人(相続される人のこと)が亡くなった時です。
 民法882条では、「相続は、死亡によって開始する」と定められています。

 遺産分割が完了していない状態の場合、自分はまだ相続をしていないと勘違いしてしまう方がいます。
 しかし、遺産分割が完了しているか否かではなく、被相続人が亡くなったその瞬間に何らの手続きもせずに相続は開始します。
 そして、遺産分割が完了するまでは、法定相続分又は指定相続分に応じて遺産を共有していることになります。
 ちなみに、数量的に過分な預金などは遺産分割をせずに当然に分割されますが、それについては、また別の機会に説明します。

 前回のブログの最後の方で少し触れましたが、相続人は遺産分割が未了の状態でも、保存行為として単独で共同相続登記をすることが可能です。
 また、遺産分割が未了の状態でも、相続分(相続人の地位のこと)を譲渡したり、特定の遺産の共有持分を譲渡することも可能です。
 遺産分割が未了でも、相続しているからこそ可能なのです。

 今日は、相続に関して勘違いしがちな相続の開始時期について、ごくごく簡単に解説しました。



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posted by bunya-shirato at 21:21| 相続