2015年12月26日

文書と日付の重要性

1 文書の重要性

法律相談においては、相談者の話を聞くことも重要ですが、その話を裏付ける証拠、特に文書を確認するがとても重要です。

相談者の話を証拠上確認しなければ、弁護士として、相手方との交渉や訴訟を自信を持って進めることが出来ません。
相手方からの反論を受けた後、相談者の話が変遷し、弁護士として困った状況に立たされてしまうこともあります。

また、そもそも、証拠が無ければ、法的な主張をしたところで、裁判では負けてしまいます。

このように、証拠(そのほとんどが文書ですが)は極めて重要なのです。


2 日付がない書類
  
ところで、文書があったとしても、日付が入っていない文書を目にすることがよくあります。また、日付が入っていても、間違った日付になっていることもよくあります。

一般の方からすれば、日付が法的に重要だという感覚はないのかもしれません。

実際、私も法律の勉強をする前は、それほど意識していなかったと思いますし、何か文書に記入する場合、日付を空欄のままにしていたこともあったと思います。

しかし、文書の日付は法的に極めて重要です。

例えば、契約期間の起算日や、時効の起算日、時効中断日、瑕疵担保責任の期間など、法的な効果に直接関係することもありましし、それ以外でも、ある事実が発生した時点を、日付入りの文書によって立証する必要がある場合もあります。

もし、文書に日付が入っていない場合、これらの主張立証が困難になってしまう可能性があるのです。


常日頃から、文書を残し、日付も忘れずに記入することが、いざとなったときに自分を助けることになるかもしれません。
(実際、日記をマメにつけている人や、書類をきちんと整理・保管している人から依頼を受けた場合、弁護士として大変助かります)


今日は、文書と日付の重要性についてお話致しました。



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posted by bunya-shirato at 19:30| 裁判の話